NPO法人の代表印(実印)を変更する手続きについて
NPO法人を作った後に、法人代表印(実印)を変更することがあります。主に法人名が変わった場合です。合併で法人名が変わることもあります。
そういう理由がなくても、変更することはできます。ただし、取引先とのトラブルを引き起こさないためにも、法人代表印(実印)の変更は慎重にしてください。
NPO法人の代表印(実印)を変更する場合の手続きについて説明します。
大まかな流れは以下のとおりです。
NPO法人の代表印(実印)の変更手続きの流れ
- step1代表印(実印)の作成新しい法人代表印(実印)を作成します
- step2改印の届出管轄の法務局に改印届を出します
step1. 新しいNPO法人の代表印(実印)の作成
今のものとは異なる印影で、新しいNPO法人の実印を作成します。
NPO法人の実印については、こちらを参考にしてください。
> NPO法人を設立する時に必要な法人印(理事長印)について
step2. 管轄の法務局に改印届の提出
管轄の法務局に「印鑑(改印)届書」を提出します。
「印鑑(改印)届書」は法務局の窓口で入手するか法務省のホームページからダウンロードします。
必要事項を記入し、新しく作った法人実印と代表理事個人の実印で押印します。
代理人に依頼する場合は、代理人の認印で押印し、委任状に代表理事の実印を押印します。
代表理事個人の実印と代表理事個人の印鑑証明書が必要です。事前に用意しておきましょう。
法人実印の改印届が終わったら、間違って古い法人実印を使わないようにしてください。
古い実印を処分するに際しては、悪用されないような処分方法を検討してください。そのまま捨てるのではなく、印面を削るなどする方がいいでしょう。
ちなみに、NPO法人の代表者が変わっても、そのまま法人実印を使うことはできます。その場合でも、法人実印の改印届は必要です。
NPO法人の実印を変更したい場合に必要な書類等
- 印鑑(改印)届書
- 新しい法人表印(実印)
- 代表理事個人の実印
- 代表理事個人の印鑑証明書(発行から3カ月以内のもの)
- 代理人が提出する場合は、代理人の認印と身分証明書