こんにちは。神奈川県川崎市のNPO法人設立支援.comです。
今回は、設立認証を申請する時に提出する「設立趣旨書」について説明します。
NPO法人の設立趣旨書について
設立趣旨書にはNPO法人を設立するに至った経緯やどういったことを実現したいのかなどを記載します。
設立趣旨書は認証審査の対象書類であると同時に一般市民の縦覧の対象にもなっています。誰が読んでも分かるように専門用語は使わずなるべく簡単な言葉で具体的に書きます。設立趣旨書を読んだ人が、そのNPO法人を具体的にイメージできるくらいまで落とし込みます。
書式を入手する
多くの所轄庁では書式や記載例をホームページからダウンロードできます。まずそれらをダウンロードしてあなた方の場合にあてはめて書きます。
川崎市の場合の例を以下に示します。
川崎市の場合の記載内容
以下のことが誰が読んでも分かるように記載します。
- 法人の設立を発起するに至った動機や経緯
- 法人として行おうとする活動(及び事業)
- 活動が不特定かつ多数のものの利益の増進(公益)に寄与すること
記載の展開例
- ステップ1
- 法人として取り組んでいこうとする社会的課題の現状・背景
- ステップ2
- その社会的課題がどうなることが望ましい状態だと考えるか
- ステップ3
- 望ましい状態に向け、その社会的課題にどのような解決策があるか
- ステップ4
- その社会的課題に対し今までにどのような活動をしてきたのか(既に任意団体として活動を行っている団体についてはその活動内容等)
- ステップ5
- 今後どのような形で取り組んでいこうと考えているのか(法人として行おうとする活動・事業)、またその活動が不特定かつ多数のものの利益の増進(公益)にどのように寄与するのか
- ステップ6
- なぜ、任意団体や他の法人格ではなくNPO法人(特定非営利活動法人)を設立しようとしたのか
日付等
設立趣旨書の最後には日付、法人の名称および法人の代表者の氏名を記載します。
日付は「設立総会の日」~「申請日」までのいずれかを記載します。