認定NPO法人とは、NPO法人のうちその運営組織及び事業活動が適正であって公益の増進に資するものにつき一定の基準に適合したものとして、所轄庁の認定を受けたNPO法人をいいます。
認定NPO法人になると得られるメリット
認定NPO法人になると次のようなメリットがあります。
- 税制上の優遇措置
- 社会的信頼性の向上
税制上の優遇措置
税制優遇されるので、寄附を集めやすくなります。
認定NPO法人への寄附に対して、次の4つの税制優遇措置があります。
個人が認定NPO法人に寄附をした場合
個人が認定NPO 法人へ寄附をした場合は、確定申告をすることにより、税金の還付を受けることができます。
法人が認定NPO法人に寄附をした場合
法人が認定NPO法人に寄附をした場合は、一般のNPO法人への寄附と比較して、経費にできる寄附金の限度額が高くなります。
相続人が認定NPO法人に寄附をした場合
相続人が認定NPO法人に寄附をした場合は、寄附をした相続財産が相続税の課税対象から除かれます。
認定NPO法人自身の税制優遇措置
認定NPO法人自身が法人税法上の収益事業を行なった場合、「みなし寄附金制度」を利用できます。
「みなし寄附金制度」とは、認定NPO法人が収益事業から得た利益を収益事業以外の特定非営利活動事業に使用した場合に、この分を寄附金とみなし、一定の範囲で損金に算入できるという制度です。
結果として、収益事業にかかる法人税が軽減されます。
社会的信頼性の向上
認定を受けるためには、より一層進んだ情報公開を行なったり、適切な業務運営を行なうことが必要です。
情報公開はそのNPO法人の透明性を高め、社会的信頼性が向上します。