パブリック・サポート・テスト(PST)とは
パブリック・サポート・テスト(PST)とは、NPO法人が広く市民からの支援を受けているかどうかを判断するための基準です。
「相対値基準」、「絶対値基準」、「条例個別指定」があります。
パブリック・サポート・テスト(PST)の判定に当たっては、これらの基準のうちのいずれかを選択します。
パブリック・サポート・テスト(PST)の基準
- 相対値基準
- 絶対値基準
- 条例個別指定
1.相対値基準
実績判定期間における経常収入金額のうちに寄附金等収入金額の占める割合が5分の1以上であること。
実績判定期間における
寄附金等収入金額 ÷ 経常収入金額 ≧ 5分の1
寄附金等収入金額 ÷ 経常収入金額 ≧ 5分の1
・寄付金等収入金額:寄付金・社員の会費
・経常収入金額:総収入金額から国の補助金等を引いた金額
2.絶対値基準
実績判定期間内の各事業年度中の寄附金の額の総額が3,000円以上である寄附者の数が、年平均100人以上であること
実績判定期間内の各事業年度中の
(寄附者の合計人数×12) ÷ 実績判定期間の月数 ≧ 100人
(寄附者の合計人数×12) ÷ 実績判定期間の月数 ≧ 100人
・寄附者の合計人数:寄附金の額の総額が3,000円以上の寄附者の合計人数
※氏名と住所が明らかな寄附者のみが対象
※寄附者と生計を一にする者を含めて1人としてカウント
※NPO法人の役員及び役員と生計を一にする寄附者は除外
3.条例個別指定
事務所のある都道府県又は市区町村の条例により、個人住民税の寄附金税額控除の対象となる法人として個別に指定を受けていること
実績判定期間とは
実績判定期間とは、認定(特例認定)NPO法人の基準の判定対象となる期間のことです。
認定(特例認定)の申請を行なう法人の直前に終了した事業年度終了の日以前5年(初めて申請をするときは2年)内に終了した各事業年度の内、もっとも古い事業年度開始の日から、直前に終了した事業年度終了の日までの期間をいいます。
寄附金について
以下の二つの要件を満たすものを寄附金といいます。
- 支出する側に任意性があること
- 直接の反対給付がないこと
賛助金や助成金といったものでも、これらの要件を満たせば寄附金となり得ます。